群馬パース大学


2024年度より、本学看護実践教育センターの特定行為研修課程(栄養及び水分管理に係る薬剤投与関連)が、厚生労働省の「専門実践教育訓練給付制度」の訓練講座として指定されました(指定期間:2024年4月1日~2027年3月31日)。



課程の概要

群馬パース大学看護実践教育センターの理念
群馬パース大学看護実践教育センターは、大学の建学の精神「Paz(平和)平和で公正な社会の発展、Pessoa(個性)個人の尊厳と自己実現、Assistencia(互助)多様な人々の共存と協調、Zelo(熱意)知の創造、への貢献」のもと、看護職に対する研修等の企画・実施を通じ地域医療、高齢者医療の質の向上に貢献することを目指しています。
特定行為研修の教育目標
当センターの特定行為研修は、看護の対象の尊厳の尊重と全人的理解を基盤とし、手順書に基づき、安全かつ的確に特定行為を実践できる人材の育成を実現するために、以下の教育目標を定める。
1)高度なアセスメント力の育成
 病態の的確な判断と臨床推論を踏まえ、対象を包括的にアセスメントする力を育成する。
2)科学的根拠に基づいた特定行為実践力の育成
 専門的な知識及び高度な技能を用い、手順書に基づいて的確に特定行為を実践する力を育成する。
3)医療安全を守る判断力の育成
 いかなる場合においても、医療安全の観点から特定行為に伴う適切な判断ができる力を育成する。
4)チーム医療における調整能力・役割遂行能力の育成
 医師や他職種と適切に情報を共有し、チーム医療の中で看護の役割を適切に遂行できる能力を育成する。
特定行為研修の到達目標
当センターの特定行為研修において教育目標を達成するため、以下の到達目標を定める。
  • 1)多様な臨床場面において重要な病態の変化や疾患を包括的にいち早くアセスメントする基本的な能力を身につけている。
  • 2)多様な臨床場面において必要な治療を理解し、ケアを導くための基本的な能力を身につけている。
  • 3)多様な臨床場面において患者の安心に配慮しつつ、必要な特定行為を安全に実践する能力を身につけている。
  • 4)問題解決に向けて多職種と効果的に共同する力を身につけている。
  • 5)自らの看護実践を見直しつつ標準化する能力を身につけている。
  • 6)多様な臨床場面において当該特定行為を行うための知識、技術及び態度の基礎を身につけている。
  • 7)多様な臨床場面において医師または歯科医師から手順書による指示を受け、実施の可否の判断、実施及び報告の一連の流れを適切に行うための基礎的な実践能力を身につけている。

受講定員・開講期間・受講料

特定行為区分 受講定員 開講期間
栄養及び水分管理に係る
薬剤投与関連
5名 2025年4月~2026年3月
動脈血液ガス分析関連
精神及び神経症状に係る
薬剤投与関連

受講料
入講料 50,000円
共通科目受講料 400,000円
区分別科目
受講料
栄養及び水分管理に係る薬剤投与関連 50,000円
動脈血液ガス分析関連 60,000円
精神及び神経症状に係る薬剤投与関連 70,000円
  • ・納付金(受講料)は、「入講料」「共通科目受講料」「選択した区分別科目受講料」の合計金額となります。
  • ・既に共通科目を受講済みの場合は、減免いたします。

年間スケジュール(予定)

2025年4月 開講式
2025年4月~8月 ・共通科目(14科目)
[eラーニング]
※登校日が数回あります。
2025年9月~2026年3月 栄養及び水分管理に係る
薬剤投与関連
区分別科目
[eラーニング]
9月~10月 動脈血液ガス分析関連 精神及び神経症状に係る
薬剤投与関連
区分別科目
[eラーニング]
10月~11月
臨地実習 11月~12月 区分別科目
[eラーニング]
11月~12月
臨地実習 12月~3月
臨地実習 1月~3月
2026年3月 修了式
2025年4月
開講式
2025年4月~8月
共通科目(14科目)[eラーニング]
2025年9月~2026年3月
栄養及び水分管理に係る
薬剤投与関連
区分別科目
[eラーニング]
9月~10月
臨地実習 11月~12月
動脈血液ガス分析関連 区分別科目
[eラーニング]
10月~11月
臨地実習 12月~3月
精神及び神経症状に係る
薬剤投与関連
区分別科目
[eラーニング]
11月~12月
臨地実習 1月~3月
2026年3月
修了式
※[eラーニング]は登校日が数回あります。

授業について

 講義は、主にeラーニングによる受講となります。インターネット環境があれば、ご自分のパソコンやタブレット、スマートフォンを使って、自宅や職場での受講が可能です。
 eラーニングによる受講時は、着実に学習が進むよう、受講時期を4期に分けて履修科目を指定(4~5科目)して行っていきます。各時期には、開始時に学習計画を確認し、終了時に1~2日の登校日を設け面接授業と試験を実施します。また、Eメールまたは電話により進捗状況の確認を行い、わからないことなどの質問や相談にも対応いたします。

●共通科目の免除について
 当センター又は他機関において、共通科目を既に修了している方、又は修了見込みの方は当該科目の履修免除を受けることができます。
 出願時に「既修得科目履修免除申請書」に当該科目の修得を証明する書類(当該特定行為研修の修了証等)を添えて申請してください。出願時に特定行為研修を修了見込である場合は、特定行為研修修了見込証明書を提出すると共に、指定の期日までに特定行為研修修了証をご提出いただきます。

科目及び授業時間数

共通科目

臨床病態生理学
30
臨床推論
34
臨床推論:医療面接
12
フィジカルアセスメント:基礎
23
フィジカルアセスメント:応用
23
臨床薬理学:薬物動態
12
臨床薬理学:薬理作用
12
臨床薬理学:薬物治療・管理
23
疾病・臨床病態概論
30
疾病・臨床病態概論:状況別
12
医療安全学:医療倫理
12
医療安全学:医療安全管理
12
チーム医療論(特定行為実践)
12
特定行為実践
12

区分別科目

栄養及び水分管理に係る薬剤投与関連
21+臨地実習
動脈血液ガス分析関連
14.5+臨地実習
精神及び神経症状に係る薬剤投与関連
29.5+臨地実習
※特定行為研修は60分を1時間とする「実時間」を適用しています。
※区分別科目は、複数の区分を選択することが可能です。
実習協力施設について

協力施設は、主に実習面で本学と連携協力して研修を実施します。ご自身の所属する施設を協力施設として研修を行うこともできます。
※自施設での研修を希望する場合は、事前にご相談ください。ただし、希望に添えない場合もあります。

▼実習を行う協力施設(2024年3月時点)
群馬パース病院
内田病院
須藤病院
前橋赤十字病院
上尾中央総合病院
埼玉医科大学国際医療センター

職業実践力育成プログラム(BP)について

2023年度より、本学看護実践教育センターの特定行為研修課程(栄養及び水分管理に係る薬剤投与関連)が、文部科学省「職業実践力育成プログラム(BP)」として認定されました。
(2022.12.22公示)

職業実践力育成プログラム(BP)

職業実践力育成プログラム(BP)とは、大学等におけるプログラムの受講を通じた社会人の職業に必要な能力の向上を図る機会の拡大を目的として、大学等における社会人や企業等のニーズに応じた実践的・専門的なプログラムを「職業実践力育成プログラム」(BP)として文部科学大臣が認定するものです。
  • 参考リンク:【文部科学省】職業実践力育成プログラム(BP)認定制度
  • 関連資料


    履修証明プログラムについて

    履修証明制度とは、学校教育法第105条の規定に基づき、従来の学士などの学位とは異なり、社会人等を対象にした一定のまとまりのある学習プログラム(履修証明プログラム)を受講することにより、キャリアアップ、専門性の向上、再就職、資格試験の勉強などに活用できる制度です。また、教育機関等における学修成果をキャリア形成に活かすため、履歴書等への記載が可能であり、当課程修了者には、特定行為研修課程の修了証とともに「履修証明書」を交付します。

    2022年度 履修証明書交付者数:4名
    2023年度 履修証明書交付者数:2名

    キャンパス

    群馬パース大学
    看護実践教育センター

    〒370-0006 
    群馬県高崎市問屋町1-5-2
    ●JRをご利用の場合
     上越/両毛線「高崎問屋町駅」問屋口から徒歩10分
    ●関越自動車道をご利用の場合
     「前橋I.C.」から車で10分

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