研究内容

研究内容

研究総論

 私たちの研究室は、ウイルスや細菌などの病原体と感染宿主の両方の側面から研究を行い、感染症の病態を理解することを目的とした研究を行っています。
 特に、呼吸器ウイルス、麻疹ウイルスならびに下痢症ウイルスなどのゲノム進化に関する研究と呼吸器ウイルス感染における生体防御機構に関する研究に重点を置いて研究活動を行っています。
 具体的には、呼吸器ウイルス、特にRSウイルス、ヒトパラインフルエンザウイルス、ヒトライノウイルスおよびヒトメタニューモウイルス、下痢症ウイルスはノロウイルスおよびロタウイルスの主要抗原遺伝子・抗原蛋白の分子進化を解明し、これらのウイルスの起源や流行動態を探索する研究を行っております。
 これらの研究は、大学(横浜市立大学医学部・杏林大学医学部・北里大学北里生命科学研究所)、国立感染症研究所ならびに群馬県衛生環境研究所をはじめとする地方衛生研究所の研究者と連携して進めております。また、ウイルス感染症の検査診断に関する研究も企業と連携して進めております。