今回の臨床化学検査学実習では3~5限を使って吸光度計による測定方法、試薬調整法、採血の実習を行いました。
【吸光度計による測定方法】
吸光度計は、反応により生じた様々な色に、特定な波長(光)を照射するとき、その光がどの程度減少したかを測定する機器で、溶液試料に含まれるタンパク質、糖質、酵素などの濃度を測定する際に使用されます。吸光度が高いと測定した目的成分の濃度が高くなります。測定後は吸光度と標準品の濃度をグラフにプロットして検査量線を作成して、目的成分の濃度を求めます。
【試薬品の作成】
総タンパク質の測定で使用する試薬の作成をしました。検査で使う試薬は蒸留水と水酸化ナトリウムを混ぜて作ります。水酸化ナトリウムはとても危険な物質であるため、学生は集中しています。この実習では危険な薬品を扱うため、まずは初回の今日、薬品や検査器具の取扱い方法や目の洗浄器具等の説明がありました。
【採血】
学生同士が採血を行いました。とても緊張している様子です。採血の際は先生が補助し、正しい採血の方法を学習しました。
第1回の実習では臨床化学検査方法について基礎的なことを中心に学べたようです。また、危険な薬品も使うため検査後の器具の管理なども大切であることを学ぶことができた実習でした。覚えることがたくさんありますが、皆さん頑張っていきましょう!