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臨床工学科

授業紹介「基礎工学実験」(1年次 臨床工学科必修)

 「基礎工学実験」では臨床工学を学ぶにあたり、基礎として理解しておく必要のある様々な工学的現象や原理、実験の方法や技術などを習得します。今回紹介する授業ではザールの実験装置(写真を参照)を用いて針金のヤング率(物の伸びやすさ)の測定を行いました。
 
 この実験は黄銅線やピアノ線といった硬さの違う針金を装置に取り付け、錘(おもり)を吊り下げた時にそれぞれの針金がどのくらい伸びたかでヤング率を測定するものです。最初に「マイクロメーター」という器具を使って針金の太さを計測します。その後、ザールの実験装置に針金をセットし、錘(おもり)をつけて10分間でどのくらい針金が伸びたかを記録します。この伸びから材料の伸びやすさ、「ヤング率」を知ることができます。


 
 臨床工学技士の勤務先は「病院」や「診療所」などの医療施設のほか、「医療機器メーカー」や医療機器を扱う「商社」、「教育機関」・「研究機関」などへの進出も目覚ましく、活躍の場は拡大されています。
この実験で得た知識は、医療現場での医療機器の点検や、医療機器の購入選定などで活用でき、メーカーに勤務した際には医療機器の開発・設計に役立ちます。
 
 1年生のうちにしっかりと基礎を固めていきましょう!

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