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看護学科
授業紹介「日常生活援助学演習」(1年次 看護学科必修)
後期に入り、看護学科の1年生では基礎看護技術の演習が始まりました。今回の「移乗・移送」演習では、前期で学んだ「ボディメカニクス・姿勢・体位」を活用しながら、ベッド⇔車いす・ストレッチャーへの移乗および移送技術を学びます。
予習課題として記載した留意事項と手順について、教員によるデモストレーションを見ながら確認・修正を行います。
その後、患者役と看護師役を交代しながら、実際に移乗・移送の援助を実施しました。
患者役から「車いすのスピードが速すぎると怖い。」「ストレッチャーでカーブを曲がる時、曲がり方が鋭角だと気分が悪くなる。」等のコメントに対し、看護師役は援助の修正を行っていました。看護師役だけでなく患者役も体験することで患者の心理への理解を深めます。
ストレッチャーへの移乗では、スライディングシートを使用した方法と使用しない方法を体験し、適切な器具の使用は、看護師だけでなく患者の負担軽減にもつながることが学べました。
左:長座位(足を前に伸ばした状態で座る姿勢)から端座位(ベッドの端などに腰かける姿勢)へ体位変換。「コンパクト(小さく)にまとめて…。」
右:ストレッチャーからベッドへの移乗。「まず、スライディングシートを挿入して…。」
このように講義で蓄えた知識を演習で繰り返し練習し、技術力を定着させていきます。患者さん目線に立ってものごとを考えられる看護師を目指しましょう!