今回は検査技術学科2年次に必修科目で履修する「臨床検査学総論実習」を紹介します。
今年は新型コロナウイルスの感染予防のため、学生はマスクとフェイスシールドを装着して実習を行っています。
この授業では臨床検査業務を行う上で必要な基礎的知識を多角的な視点で学習します。
具体的には、被験サンプル中の化学成分を有機・無機化学的な反応を応用して検出したり、サンプル中の有形成分を顕微鏡下で観察し、病気との関連性を考察したりする実習内容が中心となります。今回の実習では、尿試験紙法という検査手法を用いて、被験尿サンプル中の「ビリルビン」や「ヘモグロビン」の検出を行いました。これらの成分は、肝疾患や血液疾患など種々の疾患の診断に有用な検査項目です。
最初に、先生がデモンストレーションを行った後、各グループ単位で実習を行いました。学生達は、自分達が出した検査結果をもとに推定できる病気を、グループごとで話し合ったり、先生に質問したりする学生の姿が目立ちました。
3年次になるとより実践的でハイレベルな専門知識を身につけますので、今のうちに専門的な知識と技術を身につけましょう!