検査技術学科2年次選択科目の「生殖医療技術学」を紹介します。
近年、体外受精などの生殖医療分野で臨床検査技師が「臨床エンブリオロジスト(胚培養士)」として活躍しており、本学の卒業生にも胚培養士として現場で活躍している先輩がいます。
全国的にも珍しい「生殖医療技術学」を受講し、生殖医療分野を学べることは本学の検査技術学科の特徴です。この授業では生殖医療現場で行われている不妊治療に対する理解度を深めるため、基礎知識を学び、臨床応用の状況を知ることで生殖補助医療技術について理解していきます。今年は新型コロナウイルス感染予防のため、学生はマスクとフェイスシールドを装着して実習を行っています。
受精方法には体外で卵子と精子を一緒に培養して受精させる「体外受精」という方法と、卵子に精子を直接注入して受精させる「顕微授精」という方法がありますが、今回学生はマウスの卵子と精子を使って体外受精の方法を実践し、高度な技術を必要とする顕微授精については、教員が実践するところを見学しました。
▼体外受精操作の様子。スクリーンに映し、正しく卵子に精子がふりかかっているか全員で確認しながら実習を行いました。
活躍の場が広がる臨床検査技師ですが、今後も様々な現場で活躍できる臨床検査技師を目指して頑張りましょう!