今回は理学療法学科3年次必修科目の「地域理学療法学演習」を紹介します。
この授業では高齢者や患者さんとその家族が住み慣れた地域で暮らしやすいよう支援する方法を学修します。具体的には、「老人保健施設」「訪問リハビリテーション」「通所リハビリテーションと通所介護」などでの理学療法について学びます。
今回は、高齢者に対する介護予防の実践方法について「グループワーク」「学内発表」「地域在住の高齢者への発表」に分けて演習を行いました。
昨年は地域在住のご高齢者を大学にお招きして発表しましたが、今年は新型コロナウイルス感染症対策として、リモートで発表を行いました。
▼グループワークの様子。グループごとに高齢者のための健康づくりや介護予防方法について科学的根拠に基づいて検討し、発表の準備を行いました。運動の目的や方法を高齢者にわかりやすく伝えるにはどうすれば良いのか、学生同士で相談し合う様子が見られました。
▼学内での発表の様子。グループごとに発表し、発表後には質疑応答が行われました。
▼リモートによる発表の様子。発表の前に地域在住のご高齢者とリモートでビンゴ大会を行い、楽しみながらふれあいました。その後、学内発表の時に学生投票で選抜された3グループがリモートで発表しました。学生が考えた健康づくりや介護予防についてご高齢者に説明し、実際に試していただきました。
学生はご高齢者を対象に地域理学療法を体験できたことで、地域で生活する人たちの生活上の問題や課題を理解し、解決するための取り組みについて学ぶことができたようです。