理学療法学科2年次必修科目の「神経系理学療法治療学演習」を紹介します。
今年は新型コロナウイルス感染症予防として、実習ベッドなどの器具は使用後、必ずアルコール消毒などをしています。
この授業では脳梗塞・脳出血などの脳血管障害、パーキンソン病・脊髄小脳変性症などの変性疾患、脳性麻痺など各種神経疾患の症状と、それに伴う障害についての知識を習得するとともに各疾患に対する理学療法について講義と実技を交えて学習します。
今回の授業では、脳卒中が原因で片麻痺になり起き上がり動作が困難になった患者さんを想定して、起き上がり動作の介入について学びました。
▼先生がデモンストレーションを行い、目的、手順、注意事項についての説明がありました。その後、学生が患者さん役と理学療法士役に分かれて演習を行いました。
▼各動作の目的意識をもって演習を行い、わからないところは先生に積極的に聞く姿が目立ちました。
患者さんの問題を解決するためには、的確な診断が必要となるため、2年次には理学療法の専門性を深めることで、科学的な見方や考えを培います。「気づく力」を培い、リハビリが患者さんにとって苦痛ではなく、「楽しい」と思ってもらえるような理学療法士を目指します。