理学療法学科2年次に必修科目で履修する「運動学実習」を紹介します。
この授業では、レポートを作成するために必要な単位や数値のまとめ方、レポートの構成や体裁などを学びます。また、自分自身の歩行などの動作に関する測定実習を行い、身体動作を定量的にとらえるということを身につけます。
今回の「運動学実習」では、理学療法学科の各実習室にグループに分かれて運動や動作を解析する方法を学びました。
▼『物理療法実習室』では表面筋電図という機器の測定を体験。
負荷のかけ方や運動の仕方を変えた時の、筋肉の働き方を観察しました。
▼『運動学実習室』ではBIODEX(バイオデックス)という筋力測定器を体験。
膝を伸ばす筋力と曲げる筋力を測定することができ、測定結果を基に、それぞれの患者さんに適したリハビリテーションを提供します。スポーツ選手のリハビリテーションでも使用されます。
▼『運動療法実習室』では学生がペアになって難しいビーズ移動を効率よく行えるよう学習していく過程を体験。
ビーズ移動をとおして、新しい動作を獲得していく過程を理解します。4年次の臨床実習では患者様の動作指導も行います。ビーズ移動の実験をとおして、どのような 指導を行うと対象者が効率よく動作を獲得できるようになるのかを学びます。
「運動学実習」は運動学、解剖学、生理学で学んだ知識をリンクさせながら実習を行うため、学生は1年次で学んだ基礎がとても大切だと実感したのではないでしょうか。
2年次は1年次の基礎知識をもとに理学療法の専門性を深めていきます。予習復習を大切に、受け身の姿勢ではなく、主体的な姿勢で学習していきましょう!