本学 言語聴覚学科では、1年次に見学実習を1週間行い、実際に臨床実習指導者が行う言語聴覚療法を見学します。そして学内で学んだ知識や技術を臨床現場での実践と結びつけていきます。
今回、実習オリエンテーションとして、OSCE(Objective Structured Clinical Examination;客観的臨床能力試験)を行いました。
学生が模擬患者さんと会話し、どのくらいコミュニケーションがとれるかをテストします。テストの様子は録画をし、後でその様子を動画で振り返ります。
OSCE終了後は、録画した自分の動画を見返して、話し方、表情、相手の様子、会話の内容や身だしなみなど、自分のコミュニケーションを客観的に振り返り、感じたことを課題用紙にまとめました。
その後、学生はひとり一人、教員と面談をし、課題をフィードバックされます。
テストを終えた学生からは、「5分間の短い時間であったが、会話を続けることが難しかった。」などの声が聞かれました。今回のOSCEで、会話をスムーズに行うこと、また会話の中から患者さんの情報を聞き出す難しさを知るとともに、自分の話し方を客観的に見ることでたくさんの課題が見つけられたようです。
自分が課題としていることを先輩からたくさん学び、吸収し、充実した見学実習にしていきましょう!