看護学科1年次必修科目の「日常生活援助学演習」を紹介します。
この科目は、1年次前期で受講した「看護援助学概論」を踏まえて、患者さんのニーズに応じた日常生活援助に伴う看護援助技術を習得することを目的として、様々な演習を行います。
今回の授業では、臥床患者さん(疾患の治療ため、床上での安静の指示をされている患者さんのこと)のシーツ交換を実施しました。
▼まずは、先生のデモンストレーションを見ながら、患者さんに対する声のかけ方やどのような手順で援助を行うか確認します。シーツ類のたたみ方については動画を視聴しながら、復習しました。
▼シーツ交換では、援助の工程が変わるごとに声をかけたり枕カバーの縫い目が患者さんの首に当たらないようにしたりと常に患者さんに気を配りながら行います。
演習は、4人1組のグループで、1人が観察役、2人が看護師役、1人が患者役として工程を進めます。観察役の学生が、事前課題の資料や教科書を見て援助方法のフォローをしながら協力して進めました。
今回の授業では、患者さんの負担を少なくし、安全に行うために、物品の配置を工夫し、手順を覚え、患者さんの気持ちに寄り添いながら援助を行うことの大切さを学びました。
これから食事介助や寝衣交換など様々な援助方法について、演習を通して習得していきます。