放射線学科3年次必修科目の「放射線治療技術学実習」を紹介します。
診療放射線技師の主な業務は、画像検査と放射線治療に大きく分かれます。
この授業では、がん治療などで行われる放射線治療に必要な基礎技術を学びます。具体的には、高エネルギーX線・電子線を用いた治療計画の作成や線量計算等の、実践場面で必要とされる技術を学びます。また、患者さんの心理を理解して放射線治療をスムーズに進めるためのコミュニケーションについても、ロールプレイを通して修得します。
今回の授業では、実際の測定映像と模型を参考に、水中での放射線量の測定方法や照射法による線量分布の差異について実習を行いました。学生たちは学んだ知識を実践的に用いることができるよう、教員の話に熱心に聞き入っている姿が印象的でした。
3年生ともなると授業の内容もより実践的で高度なものになっていきます。
一人一人が診療放射線技師として社会に羽ばたくための準備を着々と進めています!