看護学科4年次助産師課程「助産診断技術学演習」を紹介します。
この授業では、妊娠・分娩・産褥・新生児各期の女性と新生児の身体や心理面、異常の判断等、よりよい助産を提供するための実践能力を養います。
各時期に対応した事例のシナリオに沿って、ロールプレイとリフレクション(振り返り)を繰り返し行います。
▼ロールプレイでは、学生が助産師役、産後の母親役になり実践。他の学生は観察します。
今回は産褥期の母乳育児支援、乳房ケアなどを実践しました。
▼実技時は動画を撮りながら進めます。
撮影した動画を見ながら、リフレクション(振り返り)をしました。
教員からのフィードバックだけでなく、助産師役は自己の実践を振り返り反省点や改善点について、母親役は助産ケアを受けて良かった点や改善点について感想を述べ、意見交換をしました。
母乳育児に不安感を持つ母親の気持ちに寄り添い、不安を緩和するためにはどうしたらいいのか、支援策を考えるだけではなく、助産師からの指導が負担にならないように母親が望む育児を一緒に考えることが大切であることを学んだ演習でした。