検査技術学科 岡山香里准教授が6月10日から12日まで実施された第63回日本臨床細胞学総会(春期大会)のWeb開催部門において、ベストいいね!賞を受賞しました。
視聴者は一番良いと思った一般演題に投票をし、いいね!の投票が多かった発表者には、大会長より「ベストいいね!賞」が贈られます。今回は、約200近い演題の中から岡山先生の演題が選ばれました。
【演題名】細胞診による潜在性膣上皮HPV感染または膣上皮内腫瘍(VaIN)の検索
この発表では、潜在性腟上皮ヒトパピローマウイルス (HPV) 感染の実態を明らかにするため、子宮頸部と腟から採取した細胞を用いてHPV遺伝子型を同定した結果、ローリスク型HPVが腟上皮、ハイリスク型HPVが子宮頸部上皮に対して有意に関連していることを明らかにしました。この研究はHPV遺伝子型の組織向性に関する新たなデータを提供したとのことでした。
受賞に関して岡山先生は、「受賞したことを大変嬉しく思います。この研究をさらに進めていくことにより、子宮頸部ならびに腟病変におけるHPV検査に貢献できると考えています。」と今後の研究の展望についても話されていました。
岡山先生、この度はおめでとうございました。