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検査技術学科

本学教員が「2023年度 公益財団法人 武田科学振興財団 医学系研究助成」に採択されました

公益財団法人 武田科学振興財団の2023年度医学系研究助成に本学 検査技術学科 木村鮎子 講師が採択されました。

当助成は、医学分野の進歩・発展に貢献する独創的な研究を対象としたもので、本学教員が採択されるのは初めてのことです。

【助成内容】

医学系研究助成 <感染領域>
[所属機関・氏名]群馬パース大学大学院 保健科学研究科 医療科学領域 生体分子 木村鮎子 講師
[研究題目]「多剤耐性緑膿菌感染症の新規診断・治療法の開発を目指したプロテオーム解析」
https://www.takeda-sci.or.jp/research/list-2023/medicine-3.php

木村講師
「COVID-19の次に出現しうるサイレントパンデミックとして、薬剤耐性菌が危険視されています。緑膿菌は生活環境中に広く存在し、多剤耐性菌に変化しやすい性質をもつことから、院内感染において特に注意が必要な菌の一つです。また、病原細菌中でも最大クラスのゲノムサイズをもっており、その半分は機能未知遺伝子で占められています。未知の機能タンパク質の網羅的な探索を得意とする「質量分析」を用いて、緑膿菌ゲノムに潜む「眠れる薬剤耐性遺伝子」の探索を進め、薬剤耐性を生じにくい次世代型抗菌薬の開発や、耐性菌蔓延の抑止につながる正確・迅速な耐性菌検査法の確立を目指して、研究を進めていきたいと考えています。」
と、今後の研究の展望についてコメントしていました。

本研究の成果が、医療の発展に大きく貢献すること期待しています。

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