大学院博士前期課程1年の高橋 佳佑さんが、このたび臨床検査技師のアメリカ資格を取得しました。
アメリカの臨床検査技師資格は、州ごとの免許試験または米国政府の認可を受けた3つの団体が資格の認証を行っています。今回、その中でも最も歴史が古く、資格取得者の多いAmerican Society for Clinical Pathology(ASCP)という団体が認証している国際資格ASCP international(ASCPi)のMLT(Medical Laboratory Technologist)に挑戦し、合格しました。この資格の合格率は50%といわれています。
今回の資格取得について、高橋さんにインタビューしてみました。
Q.なぜアメリカの臨床検査技師資格を取得しようと思いましたか?
A.大学4年(2022年)の時に、パース大学流星祭(文化祭)の国際交流センター主催の特別講演に参加し、そこでアメリカの臨床検査技師資格であるASCPについて詳しく話を聞いて、興味を持ったのがきっかけです。
Q.いつ資格取得のための試験を受けましたか?また受験の様子を教えてください。
A.試験は今年1月に受けました。日本の国家試験のように試験日が決まっているわけではないんです。 2時間半の試験で、パソコンで受験するのですが、1問ずつ合格するごとに難易度があがっていくような試験です。間違えるとまた最初から問題を解いていきます。一人個室で黙々と受験しました。解き終わるとその日のうちに合否がわかります。
Q.資格取得に向けてどのように勉強しましたか?
A.問題はすべて英語で書かれているのですが、英語は全然得意ではなく、大学院受験のために中学英語から学び直しました。 また、検査技術学科の林 由里子先生が同じくアメリカの臨床検査技師資格を取得しているため、林先生から問題集を借りてひたすら解きました。問題の中身は大学生の時に学んだ知識で解けるものも多かったのですが、単語が専門的だったので、単語の勉強をしました。 ただ、問題集は林先生が取得した当時のものだったので、実際に受験したら問題が分野によって全然違って…なんとか受かってよかったです(笑)
高橋さんは今、木村鮎子先生のもとで、タンパク解析の方面から細菌の性質を調べる研究をしているとのことです。 高橋さん、資格取得おめでとうございます🌸🌸今後も応援しています!