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言語聴覚学科

本学教員が日本リハビリテーション連携科学学会発表優秀賞を受賞しました

 日本リハビリテーション連携科学学会第25回大会において、言語聴覚学科 及川 翔 助教の「軽度失語症者のコミュニケーション活動、参加に影響を与える環境因子に関する研究」が発表優秀賞を受賞しました。

 本研究は、及川助教の研究分野でもある失語症*に焦点をあて、その中でも、失語症はあるが軽度のため自分の力で生活している人を対象としています。

 *失語症とは:脳の損傷を受けて言葉が出てこない・他人から話された言葉が理解できない症状のことです。

 失語症がある方の家族を対象とした研究はありますが、失語症の方にとってインタビューやアンケートに回答することは難しく、失語症に悩む当事者の方を対象とする研究は少ないことが現状です。

 失語症の方がコミュニケーション活動や生活に参加していく中で、「失語症の人から見た家族ってどういう存在なのか?」というところにポイントをあて、家族との接し方、家族だからこそ言えなくてため込んでいること等、失語症の方が捉える家族という存在の実情を解決するために言語聴覚士としてアプローチしていく仕組みについて研究を行いました。

 ▼及川助教からのコメント
 「今回、このような賞をいただき、大変光栄です。日頃より当事者の目線に立ち、寄り添う臨床活動を心がけてまいりました。研究活動においてもそのスタンスを大切にしていきたいと考えており、当事者の目線に立って得られた貴重なデータをまとめた本研究が、このように評価していただいたことを受け止め、これからも真摯に、誠実に努めて参りたいと思います。」

 及川助教、このたびは受賞おめでとうございます!

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