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看護学科

【授業紹介】治療援助学演習 -酸素吸入法- (看護学科2年次必修科目)

今回は、看護学科2年次必修科目「治療援助学演習」をご紹介します。

この演習では、基本的な治療・処置に伴う看護の援助(与薬管理、呼吸管理、検査・処置時の援助等)を安全かつ正確に行うために必要な知識・技術・態度を習得します。

今回は、呼吸療法を受ける患者への援助(酸素吸入法)を実際に行いました。
「酸素吸入法」とは、室内の空気よりも高い濃度の酸素を吸入させる治療法で、低酸素血症や低酸素症の改善を目的としています。

医師から「肺炎」と診断され、咳の症状が酷く身体を動かした時に呼吸が苦しいと訴えて入院している患者さんを想定して演習を行いました。

【演習の流れ】

●酸素ボンベの接続部のリングを回しながら「酸素流量計」を酸素ボンベに固定し、バルブを人のいないほうに向けてゆっくりあける。

●圧力計の目盛りを読み、酸素の残量を確認する。確認後、車椅子の酸素ボンベ架台に酸素ボンベを取り付ける。

●鼻カニューレを、酸素流量計の酸素流出口に差し込み、鼻カニューレから酸素が流れていることを確認する。鼻カニューレを患者に装着する(カニューレの向きを合わせてストラップを耳にかける。あごの下の長さで長さを調節し、固定する。)

●酸素吸入中に、患者のバイタルサイン、呼吸状態、異常呼吸音、チアノーゼの有無などを観察し、酸素を吸入する前と比較する。鼻カニューレが曲がっていないか、耳や鼻などの触れている部分が赤くなっていないかなどを観察する。

●終了後は、酸素ボンベのバルブを閉めて圧力計かゼロになっているか確認し、酸素流量計を外す。


群馬パース大学では、実際の病室を想定した設備が整っており、すべての学生が一斉に演習を行うことができます。 学内での演習を重ねて、看護師に必要な技術の上達に努めてくださいね。応援しています。

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