教員紹介

ACADEMICIAN

石井 良和 ISHII Yoshikazu

  • リハビリテーション学部 作業療法学科
  • 教授

研究分野

作業療法学・精神系作業療法・人間作業モデル

学位

博士(保健科学)

大学院

保健科学研究科 保健科学専攻
特別研究指導教員

  • 博士前期課程

    リハビリテーション学領域

    総合作業療法学/作業行動学

    人の作業には意志、習慣化、遂行能力といった個人的資質と環境が影響しますが、それらをシステム論的に理解することで疾患名にとらわれないアプローチが可能となります。具体的には人間作業モデルを理解し、柔軟に用いることを想定しています。そのため人間作業モデルに関連する諸概念、システム論、現象学などの理解をもとに研究課題に取り組みます。

研究や大学院進学についての質問・相談などを受付けています。

経歴

1988年     北海道大学医療技術短期大学部作業療法学科卒業
1988年-1991年 医療法人明柳会 恩田第二病院勤務
1991年-1994年 秋田大学医療技術短期大学部作業療法学科(助手)
1994年-1998年 秋田大学医療技術短期大学部作業療法学科(講師)
1998年-2002年 秋田大学医療技術短期大学部作業療法学科(助教授)
2002年-2003年 秋田大学医学部保健学科作業療法学専攻(助教授)
2003年-2009年 秋田大学医学部保健学科作業療法学専攻(教授)
2009年-2011年 秋田大学大学院医学系研究科保健学専攻作業療法学講座(教授)
2012年-2021年 東京都立大学(旧 首都大学東京)大学院人間健康科学研究科(教授)
2021年     群馬パース大学

研究内容

作業療法学,作業行動学,精神系作業療法学が専門です.具体的には作業行動学から展開してきた人間作業モデルの理論的な応用として,評価や介入についての可能性を追求しています.

研究実績

(1)石井良和,京極真,長雄眞一郎:精神領域の作業療法 第2版: プログラム立案のポイント (クリニカル作業療法シリーズ).中央法規.2016.
(2)横井安芸,石井良和:高齢者の生活期リハビリテーションに携わる作業療法士のコンピテンシー自己評価尺度の開発.作業療法39(2)190-201,2020.
(3)Takashi Nagai, Yoshikazu Ishii, Kengo Kohiyama, Takahiro Takenaka, Takashi Yamada: Development of the final version of the Occupational Adaptation Questionnaire for Family Caregivers. Hong Kong J Occup Ther, 2020, Vol. 33(2) 82–89. doi: 10.1177/1569186120983356.

その他

  • 【主な学会活動】

    日本作業療法士協会
    日本作業行動学会
    日本保健科学学会

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最近,西田哲学にはまってしまい,西田幾多郎の哲学を作業療法の説明に取り入れたいと考えています.

メッセージ

一所懸命に取り組んで得た経験は,どこかで必ず役に立ちます.自分の経験を豊かにして,ひとつでもいいので誇れるものを見つけてみましょう.いつか目標が見えたとき,その経験が力になってくれるはずです.また,自分を理解してくれる人がひとりでもいれば,がんばることが出来ます.支えとなってくれる人を大切にしましょう.

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