教員紹介

ACADEMICIAN

中下 富子 NAKASHITA Tomiko

  • 看護学部 看護学科
  • 教授

研究分野

養護学・小児看護学・学校保健

学位

博士(保健学)

大学院

保健科学研究科 保健科学専攻
特別研究指導教員

  • 博士前期課程

    看護学領域

    発達看護学

    小児看護学はあらゆる健康レベルの子どもと家族を対象としています。子ども一人ひとりの最高の健康状態の維持、成長発達を追及すべく、多様な健康課題の解決に向けて子どもや家族への直接的な支援、保健・教育・医療・福祉等専門職との協働・連携による間接的な支援に関する研究課題について取り組みます。

研究や大学院進学についての質問・相談などを受付けています。

経歴

学歴
2004年 群馬大学大学院医学系研究科博士前期課程修了 修士(保健学)
2009年 女子栄養大学大学院栄養学研究科保健学専攻研究生 博士(保健学)

職歴
群馬大学教育学部附属養護学校の養護教諭として17年間勤務した後
2004年 上武大学看護学部助教授
2004年 アメリカ合衆国
    イリノイ大学 University of Illinois フィジカルアセスメント認定
2006年 埼玉大学教育学部准教授、埼玉大学院教育学研究科准教授
2010年 東京学芸大学大学院連合学校教育学研究科後期課程教授兼任(~2019)
2011年 埼玉大学教育学部教授、埼玉大学大学院教育学研究科教授(~2019)
2013年 ブラジル連邦共和国
    サンパウロ州立大学 Universidade Estadual Paulista  長期研修 
2020年 群馬パース大学保健科学部(現:看護学部)看護学科教授
群馬パース大学大学院保健科学研究科教授

研究内容

養護教諭・養護・養護学に関する研究
知的障害を抱える子どもと家族への支援に関する研究
外国につながる子どもと家族の健康支援に関する研究
健康課題を抱える子どもと家族への支援に関する研究

研究実績詳細

(1)中下富子・松田直「薬物療法を実施している知的障害児への親・担任・養護教諭の支援方法に関する研究」発達障害研究、27(4)、243-254、2005
(2)中下富子・佐藤由美・大野絢子・鎌田尚子「養護教諭の支援行為とその意図-知的障害児の家族ケア能力を高めるために-」思春期学、26(1)227-240、2008
(3)中下富子・佐藤由美・大野絢子「特別支援学校における養護教諭が行う家族支援方法」家族看護学研究、14(3)、41-48、2009
(4)中下富子・宮崎由紀子・上原美子・大野絢子・鎌田尚子「知的障害児の家族のストレスとニーズ、ソーシャルサポートとの関連性」日本地域看護学会誌、14(2)、101-112、2012
(5)中下富子・河田史宝・小玉正志ほか「養護教諭養成カリキュラム『養護に関する科目』における現行カリキュラムの開講状況-5領域別の教育内容に視点を当てて-」学校保健研究、55(3)、244-253、2013

その他

  • 【主な学会活動】

    日本学校保健学会
    日本パペットセラピー学会
    日本小児看護学会
    日本公衆衛生学会
    日本思春期学会
    日本養護教諭教育学会
    日本健康相談活動学会
    日本地域看護学会
    日本発達障害学会
    日本看護科学学会

    【主な学会活動等】
    日本学校保健学会 評議員(2017~)
    日本パペットセラピー学会 副理事長(2007~)・編集委員長(2017~)
    埼玉県家庭裁判所参与員(2007~2011)
    埼玉県療育手帳判定審査委員会委員(2010~2015)
    日本教育大学協会全国養護部門理事 (2012~2019)
    日本教育大学協会全国養護部門研究委員会委員(2009~2019)
    日本養護教諭養成大学協議会理事 (2015~2018) 等

  • 【主な著書】

    「養護教諭、看護師、保健師のための学校看護」(共著)、東山書房、2012
    「保健室で役立つステップアップフィジカルアセスメント」(共著)、東山書房、2013
    「養護教諭のための現代の教育ニーズに対応した養護学概論-理論と実践-」(共著)、東山書房、2016 等

メッセージ

子どもの健康課題は多岐にわたり、家族や社会を反映した問題とも深くかかわっています。小児看護学の対象は子どもを育む家族も対象と位置づけ、家族とともにパートナーシップを形成し、子どもの健康状態や成長発達、生活に応じた最高のケアができるように取り組むことが重要となります。
小児看護学にかかわる講義や演習、実習等を通して、自身の子どもの頃を振り返り、心身の健康に関心を持ちつつ自分らしく生きていくことへの手がかりをつかんで、より良い将来を生きることにつなげていってほしいと思います。

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