臨床工学科3年次必修科目の「医用治療機器学実習」を紹介します。
この授業では、医用治療機器の適切な操作と安全性維持のための保守管理を行うことができるよう、医用治療機器の基本事項について学習し実習を行います。具体的には、電気メス・ペースメーカ・除細動器・電磁波治療機器などの装置を扱います。
この日の授業では、教員から説明を受けた後に、自動体外式除細動器(AED)と自己血回収装置を用いて実習を行いました。
自動体外式除細動器(AED):心臓がけいれんし血液を送るポンプ機能を失った状態(心室細動)になった心臓に対して、電気ショックを与え、正常なリズムに戻すための医療機器
術中自己血回収装置:出血した血液の血球成分を濃縮・洗浄して患者の体内に戻すことができる医療機器
▼自動体外式除細動器(AED)の実習の様子
▼術中自己血回収装置の実習の様子
臨床工学技士は医療機器の“スペシャリスト”とも言われる職種であるので、この授業は現場での仕事に直結する非常に重要な意味を持っています。