理学療法士
南澤 拓美さん
イムス横浜東戸塚総合リハビリテーション病院勤務
理学療法学科2017年3月卒業
運動器疾患や脳血管疾患の患者様がリハビリテーションを通じて在宅復帰や社会復帰を目指す、回復期病棟に所属しています。
急性期の病院との違いは、患者様一人ひとりと密に関われる部分です。そしてその関わりは、疾患や機能障害のみだけではなく、その人個人の抱える問題にも寄り添っていくというところが大きな特徴だと考えています。
私が所属する病院は回復期病棟・療養病棟・通所リハビリ・訪問リハビリ部門を設置し入院してから退院、その後の支援まで力を入れています。また患者様の在宅復帰や社会復帰に向けて段階的な屋外歩行や、公共交通機関を利用した買い物など、訓練室だけではなく、屋外や個人に合わせた生活場所でも訓練を行っています。
私は患者様に寄り添っていくために、患者様一人ひとりの名前を憶え、相手に合わせた挨拶やちょっとしたことでも声をかけるように心がけています。また、他のリハビリスタッフや医師、看護師、ソーシャルワーカー等の他職種とのコミュニケーションを大切にし、患者様の少しの状態の変化でも気が付けるように密に連携をとることを心がけています。
回復期病棟の理学療法士として働く上で、時に患者様は辛く苦しいことに向き合っても向き合えきれず、受け止めたくても受け止められない状況に直面します。そんな時に回復期病棟の理学療法士として働く上で、患者様に寄り添い、リハビリを通して少しでも「出来た!」という実感を得られるように、また笑顔が見られるように支援していくことが、この職業であり、やりがいであると考えます。